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看護師が退職するのときの引き止め問題

病院の看護師は極端な人手不足のため、辞めたくてもなかなか辞めさせてもらえないことがあります。
看護師が退職するのときの引き止め問題です。
一般の職種でも引き止めはありますが、看護師はその比ではありません。
あと3ヶ月、もう3ヶ月と退職を引き伸ばされて、結局3年も働いたと言う看護師もいます。
今回は看護師の引き止め問題についてインタビューしてきたのでご覧ください。


婦長から引き止めにあった看護師

私は33歳の看護師で山本と言います。
混合病棟8年働いてきました。
四年制大学卒業後、教育体制のしっかりした公的機関の運営する病院に離職率の低さが魅力で13倍の入職試験をパスして就職。内科、外科、眼科、耳鼻科、慢性期、急性期、周手術期、ターミナル、化学療法、緩和ケア、放射線科、内科的な検査、治療介助など、多くのことを経験しています。

出産を理由に退職

結婚し、妊娠、出産に際して、結婚相手の職業上夜勤が難しく、産休に入るときの約束では夜勤免除や外来勤務などになっていたのが、復帰の際に夜勤をしないならば非常勤にするとされたため。

引き止め

出産にもかかわらず婦長さんに引き止められました。
最初は1ヵ月待ってほしいと言われ、その後2ヶ月、3ヶ月と伸び、結局辞めれたのが出産の3ヶ月前でした。
このサイトに載っていた私はこうして退職したという記事を参考にしたのですが、なかなか思うようにいきません。
産婦人科の医師からは今すぐ辞めなさいと診断書を書かれて、ようやく退職できた感じです。

辞めて専業主婦に

産後の子どもの体調不良や先天性疾患の発覚でそちらを優先して今はまだ専業主婦のままです。

苦しくなる家計

やはり厳しいが、結婚当初より主人の収入のみでやりくりをするようにしていたので、なんとかなっている状況。

復職

待機児童の多い地区に住んでおり、子ども、家族のペースを守りつつ短時間勤務からの復職を考えている。そのうち就学していくにつれて常勤の勤務へとステップアップしたいと思い、転職関係の情報収集は行っている。

踏んばって経験を積んでください

いちど辞めてみたらいろんな事が見えると思います。ただ、好きで選んだ仕事なので「やっぱり看護の仕事がしたい!」と思えることが出来れば、不足しているところもあるためその希望は叶うと思います。
ただし、看護師としての経験がまだ一年とか、二年とかであれば、よっぽどやりたい特殊な専門性の高い部署(救急や移植医療など)でないならば、踏ん張って経験を積む方がいいと思います。新しい人間関係と、基本的なスキルの獲得は新人時代に多くの人が経験しているとは思いますが、大なり小なり同期との繋がりなどが支えてくれるものだと思います。その病院をやめても、同じような苦労をすることになるのと、転職が容易に出来る職種である以上、目的のある転職ではなく、逃げるのであれば今後も繰り返しかねないので。
ひとまず三年、そして、次世代の教育をして、自分がどんな苦労をして育ててもらったのかなど客観視することにもなると思います。
でも、疲れたり、もう嫌になったとしたら、患者さんに危害が及ぶ前にしっかり休むとか、辞めて仕切り直しをしてもいいと思います。自分の人生で何を優先するのかを考えて選択してくださいね。"